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ブルゴーニュワインの見分け方

2022.08.30

#ブルゴーニュ#エチケット#ロマネコンティ#アンリジャイエ

ワインショップに出向いた時、同じようなラベルにもかかわらず価格の違うワインボトルを見たことはありませんか?
数千円の安いボトルから高額ものになると数万円と、かなりの開きがあるのを見て不思議に思った経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。おそらくそのボトルはブルゴーニュワインではないかと思います。今回は、なぜ同じラベルなのにこんなにも値段の違いがあるのか、ブルゴーニュワインとは一体どんなワインなのかについて、解説していきます。

ブルゴーニュワインについて

ブルゴーニュワインとは、フランスのブルゴーニュ地区で生産されるワインです。原料としてのブドウは、赤ワインには“ピノノワール”、白ワインには“シャルドネ”、と各1種類ずつが使われています。同じブドウを使いながらも生産者ごとに個性を出せる最大の要因は、テロワール(土地)にあると言われています。特にブルゴーニュ地区では原料のブドウが育つ土壌が重要視されています。

何故ラベルが似ているのか

ブルゴーニュワインに似たようなラベルが多い理由は、ラベルに一番大きく記載されている文字が、生産者名でなく土地の名前だからということにあります。前出の通り、ブルゴーニュワインは土地に重きを置いているので、その土地の名前でワインを売り出しているのです。
ひとつのワイン生産者が所有する畑は、ブルゴーニュ地区に点在していることがほとんどです。生産者は、フォーマットの同じラベルに異なる土地名を記載して作成する為、一見同じ様に見えるラベルも、銘柄が違い、よって価格に差が出ることになるのです。

もう高いワインにビビらない、ラベルを見分けるポイント

高額なブルゴーニュワインと出会った場合、どの程度のワインなのかを簡単に見分けるポイントをご紹介します。
ブルゴーニュワインは、グランクリュ>プルミエクリュ>村名>広域、のように大きく4段階にランク分けされています。ラベルに“1er Cru”もしくは“Grand Cru”と記載がされているものは”いいもの”と思って間違いないはずです。次に具体例を紹介していきます。

世界一の高級ワインDRCロマネ・コンティ

高級ワインの代名詞でもある“ロマネ・コンティ”はこのブルゴーニュのワインで、生産者はドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)です。高額な理由のひとつに、このワインは「モノポール」で作られていることにあります。モノポールとは、「単独のワイン生産者により所有管理されている単一の地所にあるブドウ畑」のことです。「ロマネ・コンティ」という畑はDRCしか所有していないのです。さらにこの畑は1.8ヘクタールと規模が小さく、年間出荷量が約5000本と限られております。
こういったことから、DRCロマネ・コンティはとても希少性が高く、高額で取引されるのです。

伝説の生産者、アンリジャイエのクロ・パラントゥ

畑によって価格に差が出ると言いましたが、例外もあります。ブルゴーニュワインは個人で生産しているものが多く、その生産者が引退、もしくは亡くなってしまった場合に価格が上がることもあります。
そういったワインの代表格として、最も下のクラスの広域ワインでありながら、1本50万円を超す高額で取り引きされている「アンリジャイエ」というワインがあります。2001年に完全引退したアンリ・ジャイエが生産していたワインです。
アンリジャイエで特に有名なワインが「ヴォーヌロマネ プルミエ・クリュ クロ・パラントゥ」です。スイスで行われたオークションで、85年産のクロパラントゥ6本入りケースが約3000万円で落札されたという記録があり、世界的に評価が高いことがわかります。
アンリジャイエのクロ・パラントゥは、どれだけお金を払っても手に入らないと言われているほど希少性が高いワインです。そこで、畑を継いだ甥の「エマニエル・ルジェ」と、アンリジャイエの後継者である「メオ・カミュゼ」の二人が生産するワインはいかがでしょうか。ただこちらも1本約50万円ほどで取引されており、あまり現実味はないかもしれませんが。

ブルゴーニュにはここではご紹介しきれなかった高級で珍しいワインがまだまだたくさん存在します。またの機会にご紹介いたします!