ポルトガルのワインって？？ ワインの産地として有名なヨーロッパですが、その中でも最も長いワイン生産の歴史を持つのがポルトガルです。 ポルトガルは独自の個性と文化を持ち、長い歴史を持った国として有名ですが、ポルトガルワインもその品種や味にも定評があります。世界で10番目の生産量を誇り、最初に日本に伝えられたワインはポルトガルワインだったそうです。有名なポートワインの生産地と言えば「アルト・ドウロ」があげられます。ポルトガル北部のドウロ川の上流に位置するスペインに源を発し、ドウロ川は大西洋河口のポルトまで流れる全長925キロの川です。ドウロ・ワイン地方は、夏は暑く、冬は寒く、雨量が少ない自然環境を活かしたブドウの段々畑が有名で2001年に世界遺産「アルト・ドウロ・ワイン生産地城」として登録されました。   17世紀にはマデイラワインがポルトガルで誕生しましたが、これらはスペインのシェリーと並んで世界三大酒精強化ワインと呼ばれています。ちなみに、世界4大酒精強化ワインとは、スペインのシェリー、ポルトガルのポートワイン、マディラワイン、イタリアのマルサラワインですが、マルサラワインを除いて3大酒精強化ワインと呼ばれています。酒精強化ワインは、ぶどう果汁の発酵中、または発酵後にブランデーなどの強いアルコールを足してアルコールを強化したワインです。発酵により、ぶどう果汁の糖分がアルコールと二酸化炭素に分解されますので、発酵の途中に入れたら甘口、発酵の後に入れたら辛口になるそうです。アルコール度数は20％前後あるそうです。