ウイスキーのジム・ビームについて
- 2016.09.12
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ウイスキーについて ウイスキーの豆知識

“ジム・ビームは、1700年代の終わり頃にドイツからアメリカのケンタッキー州へと移住したヨハネス・ヤーコプ・ボームが開いた蒸留所で、1900年代に作られたバーボン・ウィスキーです。
彼は移住後に名前を英国風の「ジェイコブ・ビーム」と変え、その子や孫も同様にビームと名乗りました。
2代目のデイヴィッド・ビームは、ウィスキーを売りに行くのにも原料を運んで来るのにも鉄道という交通手段が大いに役立つことに気づき、会社を鉄道路線のそばに移すことで劇的に発展させることに成功しました。
そして、そのビジネスを順当に継ぎ、さらに会社の名を高めた3代目デイヴィッドの3男、ジェームズ・B・ビームが4代目となった時に、彼の愛称を冠するジム・ビームが生まれたのです。
彼が会社を切り盛りしている時期に降りかかったのが、1920年に施行された禁酒法という大きな苦難でした。
本業である酒造業を封じられ、農業などで会社を維持することしかできなかった彼が再び自由を得たのは、それから13年後、禁酒法が廃止された1933年のことです。すでに70歳目前だった彼は、その日から猛然と働き、わずか120日という短期間で蒸留所を再開させることに成功しました。
そして1934年、彼が世に送り出したのがジム・ビームというわけです。
この時代に作られた酵母菌は、今もジム・ビームに使われています。
そして、バーボン・ウィスキーのレシピそのものは、初代のボームが作ったものが受け継がれています。
ジムの後を継いだ5代目ジェレマイアには子が無かったため、6代目のF・ブッカー・ノーと7代目のフレッド・ノーはビームと名乗っていませんが、ブッカーはジェレマイアの妹の子ですから、やはりビーム一族です。
また7代目フレッドの時代には、体調不良により一族でないジェリー・ダルトンが一時蒸留責任者を務めたこともありましたが、現在はフレッドが復帰しています。
ジム・ビームが発表された1934年から数えても80年以上、初代から考えれば200年以上という長い時間、その味や熱意、こだわりは一族によって大切に伝えられているのです。
ビーム一族が長年その味を守り続けてきたこのジム・ビーム、酒好きを自認する人なら、1本や2本手元に置いてあるのではないでしょうか。
ただ、その中にはすこし買いすぎたと考えている人や、年々酒量が減り、手持ちのお酒を消費しきれなくなってきた人もいるかもしれません。
幸い、現在は中古ウィスキーの買取を行ってくれる業者がたくさん存在します。
せっかく買ったお酒だからと、無理をして飲むのはただつらいだけですが、こうした業者に売却すれば、同じ酒好きの仲間がジム・ビームという名酒を楽しんで味わってくれます。
長く眠っているジム・ビームがあるなら、売却を考えてみてはいかがでしょう。”
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