60代におすすめのウイスキー

60代の方が飲みやすいウイスキーと、生産方法にこだわりのあるウイスキーをピックアップしました。
年配のお酒好きの方へウイスキーを贈りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
体に負担の少ない飲みやすいウイスキー
60代にもなると健康面を重視した食生活になってきますよね。お酒も強すぎないものを選ぶ方が多くなってくるでしょう。
そこでストレートやロックでなくても愉しめるウイスキーをご紹介します。
以下3つのポイントを加味してそれぞれピックアップしましたので、参考にしてみてください。
★付きは特にプレゼントにおすすめです。
【飲みやすいウイスキー3つのポイント】
・アルコール感が強すぎない
・まろやかで口当たりがいい
・香りが優しい

ハイボールのおすすめ銘柄
★サントリー白州
★ベンチャーウイスキー イチローズモルト モルト&グレーン ホワイトラベル
オールドパー シルバー
ティーチャーズ ハイランドクリーム
水割りのおすすめ銘柄
★ニッカ竹鶴
サントリー碧Ao
★バランタイン12年
★グレンモーレンジィオリジナル10年
お湯割りのおすすめ銘柄
サントリーオールド
★サントリー知多
★ニッカカフェモルト
有名銘柄にとらわれないこだわりの上質なウイスキー

グレンゴイン
▼こだわりポイント
✓スコットランドで最も遅い蒸留速度
ゆっくりした蒸溜により不純物が除去されやすくなり、よりクリーンで繊細、なめらかさを感じる味わいになります。
✓自社選定のオーク材で作ったシェリー樽を使用
ウイスキー熟成に適したヨーロピアンオークを自社で選定し、シェリーの産地であるスペインで数年間シェリーを熟成させた後にウイスキーを熟成させます。一般的にはシェリー熟成樽を買い取ってウイスキー熟成に使いますが、樽の製作から指揮することで理想の味わいを追求している姿勢が見られます。
スプリングバンク
▼こだわりポイント
✓自己完結型の生産体制
一般的な蒸溜所では、モルティング(製麦)やボトリングは外部に委託することが多いですが、スプリングバンクはすべての工程を蒸留所内で、手作業中心で行っています。
✓2.5回の蒸留
スコッチは2回の蒸留が一般的ですが、スプリングバンクは独特な方法で2.5回蒸溜を採用しています。1回目の初留釜で蒸留された液体の約半分を再留釜に移して2回目の蒸留を行い、残りは再度初留釜に戻して蒸留します(これは蒸留にカウントされない工程)。そして最後に2つの蒸溜液を混ぜ合わせて再留釜で蒸留します。
このように3回蒸溜される原酒と2回蒸溜される原酒があるため「2.5回蒸留」と表現しているようです。この製法によりオイリーで複雑、かつバランスの取れた独特の酒質を生み出しています。
ポートシャーロット
▼こだわりポイント
✓アイラテロワールへのこだわり
原料の大麦は可能な限りアイラ島で栽培されたものを使用しています。「アイラの土地の味」を表現したいという強い哲学が反映されており、アイラ島内に複数の契約農家を抱えています。
✓ノンチルフィルタード&ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード=冷却ろ過なし、ナチュラルカラー=着色料不使用という意味です。一般的には冷却ろ過、着色をしてからボトリングしますが、これを行わないことでより香味成分を残し、本来の豊かな味わい、色合いを保つことができます。
オーヘントッシャン
▼こだわりポイント
✓スコットランド唯一の3回蒸留
スコッチウイスキーのほとんどが2回蒸留であるのに対し、オーヘントッシャンはローランドモルト伝統の3回蒸留を守り続けています。3回蒸留により軽やかですっきりした味わいに仕上がります。
✓ノンピート麦芽のみを使用
オーヘントッシャンは、ピート(泥炭)を一切使用しないノンピート麦芽のみを原料としています。これによりスモーキーな香りがつくことがなく、麦芽本来の持つ甘みや、樽熟成によって生まれる風味がよりクリアに感じられます。
グレンアラヒー
▼こだわりポイント
✓「安定した“一貫性”ではなく、一つの作品としての“完全性”を追求しつづける」
マスターディスティラーであるビリー・ウォーカー氏が掲げる上記の理念が、グレンアラヒー最大の特徴です。多くの大手ブランドが製品の味の「一貫性」を重視するのに対し、グレンアラヒーは「前回のバッチよりも少しでもいいものができたら、それが私たちの目指すところ」という考えで、常に品質向上を目指しています。バッチごとに味わいが微妙に違うことは、グレンアラヒーの進化の証です。
✓通常の2倍の長時間発酵
一般的なスコッチウイスキーの発酵時間は50~80時間程度なのに対し、グレンアラヒーは約160時間を発酵に費やしています。長時間かけて発酵することで風味を豊かにする香味成分が十分に生成され、リッチで奥深い風味の原酒になります。
【おまけ】銘柄名が◎ OLD GRAND DAD

OLD GRAND DAD=“偉大なるおじいちゃん”という意味です。
ライ麦の比率が高い(ハイライ)バーボンで、銘柄名はケンタッキー州で有名な蒸留家であったメレディス・バジル・ヘイデン・シニア氏に由来しています。メレディス氏の孫・レイモンド・B・ヘイデン氏がメレディス氏(=祖父)の功績や培ってきた伝統を称え、1882年に「OLD GRAND DAD」としてブランド名に冠し発売しました。ラベルにもメレディス氏の肖像画が描かれています。
プレゼントを贈る相手がおじいちゃん(祖父)の場合、おすすめできるウイスキーです。